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現役パソコンショップ店員が解説!ノートパソコン比較&おすすめシリーズ紹介!
2019.11.26
はじめに
この記事では、現在出回っているノートパソコンの種類それぞれの特徴とメリット・デメリットに触れて行きます。
また、ノートパソコンを選ぶ上でどういった部分に注目して選んでいけばいいか。
各社ノートパソコンシリーズの特徴やメリット・デメリットに関する記載もありますので。
パソコンの購入を検討されている方は是非参考にしてみてください。
1,ノートパソコンの主な種類、メリット・デメリット
モバイルノートパソコンのメリット・デメリット
画像はPanasonic Let's Note SVシリーズ
特徴・モバイルノートパソコンとは?
15.6型ノートパソコンよりも軽い、小さいなどの特徴を備えたより持ち運び易いノートパソコンのことです。
最近では10インチを下回る、非常にコンパクトな端末も出てきています。
モバイルノートパソコンのメリット
モバイルの言葉通りとにかく持ち運びやすいこと。
15型ノートパソコンでは大きすぎて入らなかった鞄にもすんなり入り、尚且つ軽い。
モバイルノートパソコンのデメリット
後述します2in1PCにも共通しますが、小型化・軽量化に伴って性能面で同価格帯の15型ノートに劣ります。
また、通常のノートパソコンに比べ画面サイズが小さくなってしまうため、作業等がし辛いという点もあります。
後程キーボードの比較の項にてご説明しますが、キーボードの使用感が通常のノートパソコンと違うため人によってはキーが打ちづらく感じてしまう機種も存在します。
2 in 1 PCのメリット・デメリット
画像はLenovo 81H300B1JP
特徴&2 in 1 PCとは?
ノートPC、タブレット端末両方の機能・特徴を持った端末のことです。
1台でタブレットとノートパソコン両方の用途で使えます。
2 in 1 PCの種類
2in1PCの主要な種類としては、大きく分けて2種類あります。
キーボード部分とタブレット部(液晶部分)が完全に分離でき、タブレット端末として使用できる セパレート型 。
キーボード部分と液晶部分は分離せず、360度回転させることのできる コンバーチブル型 が存在します。
2 in 1 PCのメリット
気軽に持ち運べて、外出先でもwi-fi環境があれば自宅と同じ作業ができます。
取り外しのできる機種の場合、初めからタブレット部のみで持ち運ぶことで更に持ち運びやすくなります。
用途や気分に合わせてノートとタブレットの切り替えができるため、先にご紹介していますモバイルノート以上に持ち運びに特化した端末であると言えます。
2 in 1 PCのデメリット
通常のノートPCと比べるとやはりコスト対性能で割高になってしまいます。
また、タブレットとノートパソコンを別々に持つほうがそれぞれの用途に特化している為扱い易いという点もあります。
カバータイプのキーボードを使う機種の場合、多くは打鍵感が悪くなってしまうということもデメリットとして挙げられるでしょう。
15型ノートパソコンのメリット・デメリット
画像はNEC PCNS100K2W
特徴&15型ノートパソコンとは?
多くの方がノートパソコンと言われて一番に思い当たるのがこちらになるかと思います。
高性能なものから安価なものなど種類が豊富にあり、用途に合ったものも探しやすいです。
15型ノートパソコンのメリット
画面も大きく性能の高い機種も多い為、デスクトップPCよりも少ないスペースで据置での使用も十分できる、という点が一番のメリットでしょう。
もちろん、持ち運ぶことによって自宅で行っている作業を外出先でも行うということも可能です。
15型ノートパソコンのデメリット
持ち運び用として考えると、サイズ的重量的にあまり適しているとはいえません。
据置使用で考えた場合にPC本体・画面・キーボードが一体になっている為、デスクトップPCと比べると故障した場合の対処が高額になりがちです。
14型ノートパソコンのメリット・デメリット
画像はマウスコンピューター MB-B400H
特徴&14型ノートパソコンとは?
15インチのノートパソコンよりも小さく持ち運びやすいサイズのノートパソコンです。
モバイルノートや2in1ほど軽くも小さくもないですが、余り小さくない半面15インチのノートパソコンの強みをそのまま持っている部分が多いのが利点です。
14型ノートパソコンのメリット
モバイルノートでは非搭載になってしまっていることが多い光学ドライブが付いているものが多いです。
また、15型ノートパソコンよりも小さく軽い為、持ち運びやすいです。
2in1やモバイルノートに比べると画面サイズが大きく、USBポート等が多いこともメリットですね。
14型ノートパソコンのデメリット
15型よりはコンパクトになるが、コンパクトさで考えるとそこまで小さいわけでもないです。
ぎりぎりモバイル用のサイズになるもののそこまで軽いわけではない為、持ち運び続けるにはやや難があります。
ゲーミングノートパソコンのメリット・デメリット
画像はMSI GF75-9SC-062JP
特徴&ゲーミングノートパソコンとは?
グラフィックボードを搭載した小型の高性能パソコンです。
通常パソコンで3Dゲームをしたいと考えた場合、比較的広いスペースを必要とするゲーミングデスクトップ本体と反応速度の速いモニターを用意する必要がありますが、
あらかじめその両方がセットになった上で非常にコンパクトにまとまったパソコンになります。
ゲームがしたかったり性能の高いものが欲しいけどデスクトップを置くスペースはない場合などに選択肢になってきます。
ゲーミングノートパソコンのメリット
PCゲームが非常に快適にプレイできます。
大型になりがちなゲーミングデスクトップに比べ、机の上程度のスペースだけで設置可能な点も◎ですね。
グラフィックボードの搭載に加え、ベースの処理能力自体が高いものが多い為映像処理等ゲーム以外の活躍も期待できます。
ゲーミングノートパソコンのデメリット
高性能であるが故に排熱面に難があり、動作中に非常に高温になる=長時間使用した際に熱暴走によるフリーズ等のトラブルに繋がってしまうことがあります。
通常のノートパソコンと比べるとサイズが大きく重たい為、持ち運びには向いていません。
2,ノートパソコンを比較するときはどこを見ればいい?8つのポイント
この章ではノートパソコンを比較するときのポイントについて解説していきます
1、液晶を比較しましょう
液晶画面の種類
主なものとしてTN方式・VA方式・IPS方式の3種類があります。
TN方式
TN方式のモニターは、反応速度が速く安価に製造できる為価格が安い傾向があります。
欠点としては視野角の狭さがあり、横から見た際に色合いが変わってしまうことが挙げられます。
また、他の方式に比べると色の再現性や画質で劣ります。
VA方式
VA方式のモニターはコントラストの高さが特徴で、明るい映像と暗い映像が綺麗に映し出されます。
応答速度も速い為TN方式よりも動画鑑賞向きのパネルになります。
こちらも視野角の問題はある為、正面以外からでは画面の色が変わって見えてしまいます。
IPS方式
IPS方式のモニターは上記2種類のモニターとの大きな違いとして視野角が広いことが1つのメリットになります。
色の再現性も高いので、色彩が重要な作業に使う場合や高解像度の動画鑑賞などに最適です。
視野角が広いので大勢で動画を観る際にも適しています。
他2種類よりも劣る点としては、価格の高さや応答速度の遅さが挙げられます。
モニターの種類を3種類ご紹介致しましたが、結局は実物を見て体感していただくのが一番良いかと思います。
是非各種店頭にてそれぞれのパネルを見比べてみて、ご自身にとって一番しっくりくるものを見つけてみて下さい。
光沢、非光沢の違い
光沢の場合、非光沢に比べ写真や映像を見る際に色鮮やかになるため、動画や画像などを観るのが主であればお勧めできます。
しかし、艶のある画面が仇となり長時間使用する場合に反射や映り込みなどで目が疲れやすいのがデメリットになります。
非光沢の場合には、画面の反射が抑えられているために目が疲れにくく長時間の作業に向いています。
ざっくりと考えるなら、光沢はエンタメ・非光沢は事務作業に適していると言えます。
サイズの種類
画面サイズとしては15.6インチのものが一般的です。
大きいものでは画面が17インチ程の製品などもあり、こちらは通常のノートパソコンよりも全体が大きくなります。
15インチ以下の物は種類も豊富ですが、共通しているのは通常のノートパソコンよりも持ち運び易さに重点が置かれていることです。
2、CPUを比較しましょう
Core i9
intelの高性能CPUです。
あらゆる用途において快適に行える性能があります。
最大の特徴はコア数の多さになります。
その為、エンコード等多くのコアを使用する作業においてcorei7とは段違いの性能を発揮します。
しかし、コア1つ1つの性能で見るとCorei7の方が勝っている為、複数のコアを必要とする作業以外ではCorei7の方が向いています。
その為一般用途ではCorei7、それ以上のプロ用途においては選択肢に入るCPUになります。
Core i7
intelの高性能CPUです。
Corei9が出てきたことで多少立ち位置が変わりましたが、一般用途であれば最優良のCPUになります。
ゲーミング用途でも、それ以外の用途でも快適に動作します。※ゲーミング用途の場合にはクラフィックボードの性能も重要です
現状ではゲーミング用途で使う場合にもCorei9に勝るとも劣らないパフォーマンスを発揮します。
快適な使用感が欲しくて、予算的にも手が届きそうであれば間違いなくおすすめです。
Core i5
Corei3よりも処理能力が高く、高い処理能力を必要とする作業にもある程度対応可能なためコスパ重視のユーザーに人気のCPUです。
ほとんどの作業において比較的快適に処理が可能なので、一般用途や普段使いであればスペック不足は感じない性能です。
ただし、ゲーミング用途の場合には一つ上のCorei7を選ぶことをおすすめします。
理由としては、少し前まではゲーミング用途でもCorei5で充分と言われていましたが最近の3Dゲームでは今まで以上に高い処理能力を要求されるものが出てきている為です。
とはいえ最高設定でなければほとんどの物が動かせるので、最終的には予算との相談になるかと思います。
Core i3
Celelonシリーズと同じく価格が安いことが特徴の一つになりますが、処理能力もそこそこなのでメインとしても選択肢に入るものになります。
事務作業は楽にこなせて複雑な処理も多少であればできるため、軽い作業が主であれば困ることはあまりない性能です。
用途がはっきりと決まっていて尚且つそこまで高度な処理を望まないのであればお勧めできます。
後々やりたいことが増えそうであったり、定まっていないのであれば一つ上の Corei5 も検討したいところです。
例として、画像や動画の処理をする場合こちらでは力不足になります。
Celeron Dual-Core
低価格帯のノートPCやビズネスモデルのPCに多く搭載されているCPUになります。
特徴としては価格が安く、処理能力は低いことが挙げられます。
メインのパソコンを持っている方が出先での作業用にサブで所持したり、簡単な事務作業に絞った利用であればお勧めできます。
Ryzen 7
Intel Corei7 に対抗するべく開発されたAMDのCPUです。
その為、Corei7同様に高い処理能力を持っています。
AMD製品に共通して言える特徴として、上級者向けであることが言えます。
その理由としては各種ソフトがIntelを基準に開発されていることが多く、予期せぬ不具合が出た際にその都度対処する必要があるからです。
Ryzen 5
Ryzen7同様にこちらはIntel Corei5 の対抗馬として開発されたCPUになります。
Intel Corei5 同様に優れたコストパフォーマンスを発揮します。
IntelCorei5では4コア/4スレッドが上限になっているのに対し、こちらは8スレッドが可能です。
その為、純粋なCPU性能としてはIntelcorei5を上回っています。
Ryzen 3
こちらは Intel Corei3 と対するCPUになります。
Ryzen シリーズにおける低価格入門向けCPUですが、Intel Corei3 に比べて単純な処理能力が高く価格が安いです。
というのも Ryzen3 は4コア4スレッド Corei3 は2コア4スレッドが主になる為、純粋なコア数で勝っているからです。
しかし、シングルコア性能はCorei3搭載の物に比べて劣っている為動画のエンコードなどの複数コアを必要とする作業では勝るものの、普段使いにおいてはCorei3の方が快適になります。
3、ポート(端子)を比較しましょう
HDMI
テレビやゲーム機等、現在最も普及している映像端子になります。
下記にあげておりますVGA端子と違い、こちらは音声と映像を一緒に送信することができます。
多くのノートパソコンやデスクトップパソコンに搭載されている端子になります。
映像信号はデジタルです。
USB 2.0
ほとんどのパソコンに搭載されている多用途の端子です。
後継規格のUSB3.0対応機器とでも互換性があるため使用は可能ですが、速度は2.0準拠となります。
USB端子は対応周辺機器も多く、ゲーム機やテレビなどのパソコン以外の機器にも多く搭載されています。
各種変換アクセサリなどもあり、映像端子やLAN端子をUSB経由で取り付けることもできる為、USB端子が多い機種はそれだけ応用が利きやすいと言えます。
USB 3.0
USB2.0と比べて理論上10倍の速度での通信が可能な次世代USB規格です。
2.0端子との見分け方としてはUSBの内側に青い部分があるかどうかを見ればわかりやすいです。
転送速度が10倍というのはあくまでも理論値であるため、実際の速度としては2倍か3倍と言われています、
それでも体感としては十分に早く感じるはずなので2.0のみの物よりは3.0の搭載されている物をおすすめします。
USB3.0機器を使用するうえで1つ注意が必要な部分として、周辺機器・ポート・ケーブルの3つ全てがUSB3.0対応でなければ本来の性能が発揮できません。
3つのうちどれかが非対応の場合でも接続可能ですが、速度はUSB2.0依存になってしまいます。
VGA
D-Sub15ピン とも呼ばれます、テレビ・モニター等に幅広く使用されていた端子です。
今はHDMIが主流になっている為だんだんと減ってきていますが、普及率の関係で各種アクセサリが充実しています。
そのため現在でも搭載している機器は多く、HDMIとこちらの両方を使える機器もあります。
VGA端子では音声は飛ばせない為、モニターなどから音を出す際には別途音声出力用のケーブルなどが必要になります。
映像信号はアナログです。
LAN
ネットワークの接続に必要な端子になります。
こちらの端子にLANケーブルを繋ぐことでネットワークにアクセスできます。
無線LAN搭載のモバイルパソコンの中にはこちらのポートがないモデルも存在していて、こういったモデルで有線LANを
使いたい場合にはUSB接続の有線LANポート等を繋ぐことで使用可能になります。
最低限欲しい端子はどれとどれ?
USB端子が最低1つ、欲を言えばUSB3.0が2か所ついている物であれば汎用性としては問題ないでしょう。
それ以外では、ネットワークの有線接続用にLAN端子もあると便利です。
4、ストレージを比較しましょう
SSD
構造的にはHDDよりもフラッシュメモリ等に近い記憶デバイスです。
Solid State Drive の頭を取ってSSDの呼び方が一般的です。
HDDに比べてデータの読み込みが3倍以上も速いという利点の他、振動に強い特徴がある為、持ち運び目的のノートパソコンでは特にSSD搭載の物がおすすめです。
HDD
昔からある記憶デバイスです。
Hard Disk Drive の頭を取ってHDDと表記されます。
SSDが出てきてからは速度の遅いデバイスという印象が強くなっていますが、それでもデータの長期保存目的であればこちらの方が優秀と言えます。
SSDの場合故障するとすぐにデータが読めなくなりがちですが、HDDの場合には少しづつ読めなくなってゆく特徴がある為替え時がわかります。※ただし、外的要因の場合にはこの限りではありません。
ストレージの容量はどれくらいあればよい?
ネット閲覧やメールチェック、サブPC(メインで使うデスクトップ等をもっていて、それとは別に補助的に使う目的のパソコン)としてであれば容量は 64~128GB の物でよいと考えます。
上記の他、事務処理やOfficeソフト等を使用する機会が多いのであればストレージに余裕をもって 256GB の物をお勧めします。
画像や動画ファイルを扱う機会が多い場合や各種ゲームをプレイすることが目的である場合には、多くのストレージ容量を必要とするため512GB以上の物をお勧めします。
HDDであっても容量の考え自体は同様ですが、HDD搭載のノートパソコンの場合にはSSD搭載のものよりも容量の多く安いものが手に入る為余裕をもって購入しておくことで後々の不安をなくせます。
本筋から外れますが、最低限の容量を選んでおいて外付けハードディスク等を保存用に使う方法も個人的にはお勧めです。
SSDに関しての詳細な記事はこちらからどうぞ
さらに高速且つ小型、次世代の高速規格 M.2 に関してはこちらから
5、バッテリー時間を比較しましょう
外で使うならどれくらい駆動時間があればよい?
外出時にたまに、あるいはメールチェックをする程度であれば5時間程度持てばいいと思います。
泊まりがけの外出が多く、出先で頻繁に使うのであれば容量は多いに越したことはないですがひとまず10時間程度使えればよさそうです。
ただし、パソコンを使ううちにバッテリーの持ちは短くなっていくものです。
バッテリーパックの取り外しが可能な機種ではバッテリーのみの交換でこの問題を解消できます。
その為、外出先での利用が多くなればなるほどバッテリーパックの交換できるモデルをお勧め致します。
6、重量を比較しましょう
持ち歩くならどれくらいの重量がよい?
画面の小さい小型のノートパソコンであれば1kgほどの物もあるので11インチのノートパソコンであれば、鞄にも入りやすく軽量で丁度いいと言えます。
一般的な15インチのノートパソコンでも持ち運びはできますが約2kg程になり重たく感じてしまう為、持ち運びには不向きになります。
重量とバッテリーとの関係性について
一般的に バッテリーの持ち時間=バッテリーの重さ になる為、バッテリー持ちがよいノートパソコンの場合にはその分重量も重たくなってきます。
持ち時間をとるか、軽さを取るかはモバイルノートを選ぶ上での最重要ポイントと言えるかもしれません。
7、キーボードを比較しましょう
キーとキーの間隔、キーピッチについて
キーピッチとは画像の赤枠部分、キーボードのキーとキーの間隔のことです。
サイズの小さいパソコンのキーボードなどは、この間隔が狭まっていることが多いです。
間隔が狭くなることの問題は、1つのキーを押した際に誤って別のキーを押してしまい打ちづらいことです。
文面だと今ひとつイメージがわかないという方もいらっしゃると思います、ZOAの各店舗ではノートパソコンの実機も展示されていますので、
是非一度、店頭にて実物を触って頂くことをお勧め致します。
キーストローク
キーストロークとは、キーボードを打った際にキーが沈む深さのことです。
これが浅すぎるとキーを打った際の感覚がわかりにくくなり、その結果打ちづらいと感じます。
持ち運びに特化した薄型のノートパソコンでは、薄くする都合上このキーストロークが犠牲になっているものが多く、
人によってはなかなか慣れずそれがストレスに繋がることもあり得る要素です。
こちらも失敗しない為にも、実際に触ってご検討頂きたい部分になります。
テンキーの有無
テンキーとはキーボードの右側に付いている1~9までの数字キーのことです。
ノートパソコンにはこの部分が付いているものと省かれている物の2種類存在します。
テンキーが無いものであっても、それとは別にキーボードには数字キーが存在するため弊害はありません。
好みによるところが多いですが、数字を打ち込むことが多いのであればテンキー付きを選んでおいて損はないです。
元々付いてる物の他、USB接続の物で後から外付けすることもできます。
8、SIM対応になっているか確認しましょう
SIM対応ってなに?
モバイルノートでも特に持ち運びに特化した機種としてSIMカードに対応した機種が存在します。
通常のノートパソコンの場合には、外出先でネットワークに繋がるにはWi-Fi環境が必須になります。
その為、お店側で提供されているWi-Fiスポットに接続するか、どこでも繋ぐためにはポケットWi-Fi等を一緒に持ち歩く必要がありました。
SIM対応ノートパソコンの場合には、携帯電話の通信などと同じ4G電波等を使用した通信を使用してどこでもネットワークにアクセスできることが一番の利点になります。
ポケットWi-Fi同様SIMカードの契約が必要になりますが、こちらの場合にはSIMカードを挿したノートパソコンのみ持てばいいので利便性も抜群です。
使用用途として持ち運ぶことが多いのであれば、十分に選択肢に入ってきます。
平均的なスペックは?
この章の最後に、平均的なノートパソコンのスペックを表にしてみました。欲しいノートパソコンが決まっている際には是非比較してみてください。
液晶 | 15.6インチ |
CPU | intel Corei5 |
ポート(端子) | USB3.0×2 USB2.0×1 HDMIもしくはD-Sub |
ストレージ | HDD500GB もしくは SSD250GB |
バッテリー時間 | 8~9時間 |
重量 | 約1.8~1.9kg |
キーボード | キーピッチ19~17mm キーストローク2~1.5mm |
3,ノートパソコンの用途別おすすめスペック比較・一覧表付き
ビジネスでの利用、書類作成・プレゼンなど
パーツ名称 | スペック | 内容 |
CPU | Intel Corei3 | 事務用途なので割り切ればCeleronも可なのですが、作業効率諸々を考えてCorei3を選ぶのが無難であると考えます。 |
メモリー | 4GB | 現行のWindows10をストレスなく動かす最低ラインとなります、もちろんCPUにも左右されますがメモリがこれ以下になると作業効率への影響が懸念されます。 |
ストレージ | HDD~500GB | こちらはSSDでも全く問題はないのですが、そこまで動作速度を要求されるものではないと判断したためSSDに比べて安価なHDDモデルをお勧めします。 |
ディスプレイ | 非光沢(アンチグレア) | 事務作業がメインである為、長時間作業でも疲れにくい非光沢一択です。 |
重量 | ~2kg |
社内での持ち運びが主であれば2kgは持ち運びに耐えうる重さです。もし、社外や出張多めであれば1.5kg以下を選んだ方が移動が楽です。 |
欲しいポート(端子) | HDMI もしくは D-Sub | 用途としてプレゼンがある為、映像出力端子が無いと困る場面が出てくると考えます。ディスプレイアダプタ使用であればUSBにて代用も可能です。 |
家に置いてネット、メール、動画視聴など
パーツ名称 | スペック | 内容 |
CPU | Intel Corei3 |
作業内容を見る限りCorei3でも対応できる内容です。後々やりたいことが増えそうであったり、性能に余裕を持っておきたい場合にはCorei5モデルをお勧めします。 |
メモリー | 4GB | 理由としてはビジネスモデルと同様です。複数の同時作業が多い方や予算に余裕がある場合には8GBモデルにすると余裕が持てる部分になります。 |
ストレージ | SSD~250GB | ご自宅での据置使用であれば、立ち上がりや読み込みを飛躍的に向上させられるSSDモデルをお勧めします。欠点となる容量の低さは外付けのストレージ等で概ね解消できます。 |
ディスプレイ | 非光沢・光沢 |
動画視聴の頻度が高かったり、パソコン自体の使用時間が短い場合には光沢画面を選んでもよいと思います。お好みに合わせてお選びください。 |
重量 | 不問 |
家においてという用途であれば重さは気にしなくても良いでしょう。据え置きであえてノートパソコンを選ぶメリットはスペースを占有しないこと、動かしやすいことでしょうか。 |
欲しいポート(端子) | USB端子 |
ご自宅での利用であれば各種ストレージへの接続、スマホとのデータ転送等なにかと用途の多いUSB端子(欲を言えば3.0)が欲しいところです。 |
動画編集・オンラインゲームなど
パーツ名称 | スペック | 内容 |
CPU | Intel Corei7~Corei9 |
動画編集はCPU性能の影響が大きく出るためCorei7を選んでいます。最低でもCorei5搭載機でなければ苦しいでしょう。 |
メモリー | 8~16GB以上 | 同じく動画編集を行うことを考えると、最低でも8GB。16GB以上あれば実用的です。 |
ストレージ | SSD256GB以上 | ストレージ容量が貧弱になってしまいますが起動や読み込みが速いのは大きなメリットです、またHDDが搭載されていない分ゲーミングノートでも軽量という利点があります。 |
ディスプレイ | 非光沢・光沢 |
映像のコントラストに影響が出ることから光沢が望ましいですが、長時間作業で目が付かれやすいデメリットはあるので好みの分かれるところです。 |
重量 | ~2kg |
ゲーム用であえてノートパソコンを選ぶからには持ち運びも重視したいところ、2kg以上は持ち運ぶにはしんどいです。 |
欲しいポート(端子) | USB端子 |
ゲーミングノートには光学ドライブがないものも多いので、外付けドライブであったりHDD等を取り付けて不足を補えるUSB端子が少なくとも2つあれば良いかと思います。 |
フォトショ・イラレでデザイン作成など
IntelCPUの第8世代Corei5以上搭載、メモリは16GB以上、グラフィックボード搭載機種
であれば問題なく動かせます。メモリに関しては多ければ多いほどいいです。
ストレージはSSDが理想ですが、読み書きの速さがメインであり直接の動作に関わってこない為あくまでも理想としておきます。
解像度は用途に応じて選んでいただくと良いと思います、個人的にはFullHDで充分ですが高くなるほど表示できる範囲が大きくなります。
音楽制作など
IntelCPUの第8世代Corei5以上搭載、メモリは16GB以上
であれば問題なく動かせます。
上記のデザイン用からグラフィックボードをなくした形です、こちらも同じくメモリが多ければ多いほど良いです。
ストレージに関しても基本的に変わらないのですが、両方に共通して言えることとしてはSSD搭載の方が作業効率が圧倒的に良いです。
モニターの解像度は、FullHD以上であれば十分でしょう。
こちらも解像度が高くなるほど、画面の情報量が増えるので高くて悪いことはありません。
ZOAの各店舗ではメモリ増設、ストレージ換装等のパソコンのカスタマイズ代行も承っております。
ひとまず低いメモリで様子を見ておいたり、HDDモデルにしておいて後からSSD換装やメモリ増設をお考え頂くことも充分に可能です。
ただし、すべての機種で換装可能というわけではないので注意が必要です。
例えば、メモリ4GBスロットなし最大4GBのメモリの場合には増設不可となります。
ノートパソコンの各種スペックに関してはメーカーの仕様表で確認が可能です。
4,ノートパソコン主なシリーズごとの特徴と価格帯
ノートパソコンの主なシリーズごとに、特徴やメリットデメリットについて解説していきます!
HP / Pavilionシリーズ
特徴
パソコンシェア世界第1位。
デザインの良いノートパソコンが比較的低価格で選べます。
メリット
・生産拠点が日本にある為、製品に関する要望などへの対応が速い。
・国内製造の為、輸送時の揺れや、積み替え時の衝撃が最小限に抑えられている。
・その為、初期不良や故障の発生率が海外輸入品よりも少ない。
デメリット
HP製のパソコンに共通することですが、国産メーカーに比べると付属ソフト類が少なめです。
価格帯
デメリットとして触れていますが 付属ソフトが少ない=ソフト分価格が安い ことにもなる為、
それを含めて価格が安く、コストパフォーマンスに優れた製品が多いです。
価格帯は8万円~18万円前後
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マウスコンピューター / m-Bookシリーズ
特徴
国内(長野県飯山市)生産のシリーズで、マイクロソフトのOEM認定を受けています。
24時間電話サポートも受けられます。
メリット
・国内生産をしているメーカーなので、海外製は信用できないという方も安心。
・24時間電話サポートを行っている為、不意のトラブルでも安心。
・低価格のモデルが充実しているほかサポートも充実している為、初心者に特にお勧め。
デメリット
デザインの種類が少なく、人によっては地味に感じてしまう。
価格帯
国内生産でありながら比較的安価に入手できる傾向です。
m-bookシリーズの価格帯は8万円~12万円前後
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NEC / LAVIEシリーズ
特徴
国内シェアの高いメーカーになります。
後述しますが、サポート面が充実している為初心者にお勧めのメーカーです。
メリット
・シリーズ購入者はLine・電話にて無料で使い方相談が利用可能。
・月額700円のサポート加入でほかのメーカーのソフトや周辺機器の電話相談を付けることも可能。
・リモートサポートも対応なので操作に自信のない方も安心。
・最上位モデルにはYAMAHAのスピーカーを採用している為、特に高音質になっている。
デメリット
付属ソフトが多い為、他社に比べてやや高額になる点
価格帯
デメリットとして触れていますが、高額な部類になります。
価格帯は7万円~20万円前後
特に人気な商品
型番:PCGN11FJRZDCHDD2TDA
低いスペックですが値段が安くOfficeソフトが付属しているため人気の商品となています。
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Lenovo / idea padシリーズ
特徴
同スペック帯で比べて選ぶ場合に比較的コスパに優れたものが多いです。
メリット
初心者や、不慣れな人が入門用などに購入する場合の選択肢としては、使用感もよくパソコンの便利さを理解しやすいです。
また、Lenovoのideaシリーズでは保証期間内の技術サポートサービスは無償になる為、使用に際して不安がある方にとって心強いです。
デメリット
海外製品であることが人によってはデメリットとなりえます。
価格帯
非常に安価なシリーズで価格帯は4万円~12万円前後
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パナソニック / Let's Note シリーズ
特徴
高い堅牢性と頑丈さ、高性能で人気の Panasonic のノートパソコンシリーズです。
厳しい耐久テストや、特有のデザイン、汎用性の高いインターフェイス等の特徴があります。
メリット
・ビジネスでの実用性を意識して作られている為、高性能且つ軽量なモバイルノートが多数存在します。
・小型のモデルでも多くのインターフェイスと内蔵ドライブを搭載するものが多いです。
・バッテリー持ちがよく、カートリッジ式なので取り換えも容易。
デメリット
・基本的にどのモデルも非常に高額になります。
・他のモバイルノートなどに比べて、本体が厚い。
・スピーカーの質があまり良くないものが多く、用途によっては別にスピーカーを用意する必要がある。
価格帯
デメリットとして触れているように、非常に高額になります。
価格帯は18万円~28万円前後
特に人気な商品
型番:CF-RZ8KFMQR
10インチのコンパクトボディでありながら高性能と長時間駆動を実現しています。
LTEにも対応しているためSIMの契約をすることで外出先でもインターネットが可能になります。
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Dynabook / dynabookシリーズ
特徴
ノートパソコンの製造歴が長いメーカーです。
かつては世界的にもトップのシェアを持っていたブランド。
東芝のPCブランドでしたが、現在はシャープの子会社となりブランド名を社名として dynabook株式会社 となっています。
ハードディスク周辺にクッション材と加速度センサーがあり揺れを検知します。
10年後も使えることを想定して開発・製造が行われていて、様々な使用環境を想定した品質試験が実施されています。
メリット
・長時間駆動のバッテリー
・高音質のスピーカーなど、音響に強い傾向
・品質試験による裏付けもある、耐久性の高い本体
デメリット
価格がやや高めであること。
価格帯
デメリットとして触れていますが、やや高めの設定となっています
価格帯は6万5000円~13万円前後
特に人気な商品
型番:PB65JEB11N7AD21
ビジネスモデルの為、付属ソフトが少なく一般モデルと比べると値段が安くなっています。
Dynabookシリーズの中でもコスパがよく人気の商品となっています。
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ASUS / ZENBOOKシリーズ
特徴
ASUSは台湾に本社を置く、マザーボードやグラフィックボードなどのパソコンパーツなどでも有名な大手メーカーです。
ノートパソコンメーカーとしては、価格が安くデザインが良いことで一定の支持を得ています。
Zenbookはその中でもハイスペックな部類に含まれる薄型ノートパソコンです。
メリット
・バッテリーの持ちが長く、薄型で軽い為、特に持ち運びに適している。
・同メーカーの他機種に比べて値段が高くなるが、その分性能も高いので処理の重い作業もこなせる。
デメリット
・カラーバリエーションが少ない。
・海外製品であることが人によってはデメリットとなる。
価格帯
メーカーのハイスペックモデルなので比較的高額な部類です。
価格帯は9万円~48万円前後
マイクロソフト / Surfaceシリーズ
特徴
エントリーモデルからハイエンドモデルまで、様々な機種や形状のものが存在しているシリーズです。
Surfaceとして真っ先に浮かぶのはやはり2in1の形になるかと思います。
メリット
・Windowsの開発元であるマイクロソフト製PCなので、OSとの相性が良い。
・軽くて高性能な機種が多く存在する。
・高級感のあるデザインが人気。
デメリット
・タブレットPCタイプの場合、ノートPCの形で使うと背面のキックスタンド分奥行が必要になる。
・WindowsOS搭載機の為、純粋なタブレット用OSを積んでいる端末に比べるとタブレットとして不便な部分がある。
・初期不良、修理対応がメーカーとユーザー間のみとなっており、販売店からの修理ができない。
価格帯
シリーズ通して、高額な部類になります。
価格帯は6万円~20万円前後
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5, まとめ
以上、ノートパソコンについて様々なことをお話しさせていただきました。
拙い内容ですが、少しでもパソコン選びの手助けになれたら嬉しいです。
一言にノートパソコンと言っても、それぞれ使い手の目的に合わせて性格が全然違ってきます。
調べれば調べるほど悩んでしまうようであれば、店頭で実機を見たり店員に相談していただくのもお勧めです。
また、パソコン購入後でも、ZOA各店では各種ご相談へのサポートを行っています。
お困りの際には是非お近くの店舗へお申し付けください。