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【修理日誌 番外編?】ノートパソコンの画面に線が入る症状は…
2017.08.27

こんにちは。ZOA修理担当です。

ここしばらくは、ノートパソコンの画面修理が立て続けに発生している印象です。しかもお求めから1~2年で症状が発生するケースも珍しくありません。ほとんどの場合、液晶パネルを交換して症状が改善するのですが、今日はちょっと視点を変えてこの症状を考えてみました。

こちらが故障したパソコンから取り出した液晶パネルです。大きさはともかくとして、右側は4~5年前のモデルについていた液晶、左側が2年ほど前のモデルについていた液晶です。液晶パネルも年代とともに進化していますね。新しいパネルは周囲の銀色のフチが無くなって、スッキリした印象を受けます。が、ここで着目するのは…

ズバリ「薄さ」です。全体的に薄く作られているのが解ります。近年のノートパソコンはどんどんスタイリッシュになり、薄型化が進んでいます。液晶パネルもこの進化に一役買っているわけですね。ただ…「周囲の金属のフチが無くなって」「薄くなった」ということは、より繊細に作られるようになった、ということでもあります。

ここで気になるのは、ノートパソコンの「画面の開け方・閉じ方」です。

例えば右利きの方の場合、画面の右上(赤丸のあたり)を持って、開閉している方が以外と多いように思います。こうなると、液晶パネルにひねった力が加わってしまいます。

1~2回では大きな影響は無いでしょう。でも、日常的にそうしていたとすると、ある時限界点が来てしまい、「何をしたわけでも無いのに表示がおかしくなってしまった」というケースも実際に有りました。え?そんなこと言われてないって?いえいえ。取扱説明書を見てみましょう。

NECのパソコンでは「安全にお使いいただくために」という説明書の中に「液晶画面に力を加えないように、枠の上部中央部分を持つようにしてください」とあります。少し丁寧に取り扱っていただくことで、より安心してご利用いただけるようになります。「今まで気にしたこと無かった…」なんて方、ぜひ今日から、実践してみてくださいね♪

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