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【修理日誌】Let's note MX3 内蔵SSD交換修理を実施しました!!
2018.02.04

こんにちは。ZOA修理担当です。

今回は「ディスクエラーと表示されてWindowsが起動しなくなった」と言うことでご相談のあった、Panasonic製Let's note MX3の修理です。2014年発売のこちらの機種、発表されたときは結構衝撃的でした。何せ「タッチパネル搭載で液晶が360度回転してタブレットとしても使えるのに光学ドライブまで搭載した」、盛りまくりのモバイルモデルですから。ただこのタイプもMX4,MX5の後は「タブレット部分が着脱式になった」XZ6にバトンタッチしたようですね。

ともあれディスクエラーの症状と言うことで調べていきますと、どうやら内蔵SSDが不具合を起こしており、交換が必要な状況でした。お客様ヒアリングの結果、「どうせ交換するなら現状128GBのものから倍くらいにして、より快適に使用したい」とのことでしたので、部品を取寄せまして分解作業開始です!!

※パソコンの分解は高度な技術を要します!記事を元に分解されたことにより生じた如何なる不具合/損失も、当方では責任を負いません。

まずはバッテリーと裏蓋をはずしたところです。ただ、ここまで来るのにも…

外すネジ、多すぎ(苦笑)。長さも多岐に渡ります。もちろんこれだけ外しても区別がつくように、外した位置に合わせてネジを置いています。今回は開いたついでに、内部監察してみましょう。

分解にあたって「バッテリーを外して」と書きましたが、MX3は「内蔵バッテリー」も持ってました。あの薄さで公称10時間駆動は伊達じゃないですね。もちろん、今後の作業に備えて端子は外しておきます。それから、こんな部品も発見!

「WiMAX」って書いてあります。そうです。WiMAXの通信ボード搭載。契約さえすれば、パソコン単体でインターネット通信が可能になるモデルだったんですね。まさにモバイラー向け「全部入り」と呼ぶのに相応しい…。さあ、本題に戻ってSSDを外します。

外した跡地です。おや?と思われた方もいるかも知れませんが、このモデルは一般的な2.5インチタイプのSSDではなく「M.2スロット」という規格のSSDが使われています。これもホントは色んな規格があって、実は今回使用するSSDの選択も結構難航した、と言うよりは選択肢があまりなくて…

WesternDigitalの「WDS250G1B0B」を使用しました。こんな感じの基板なんですね。これを先ほどのM.2スロットに実装します。もちろん、熱対策用と思われるフィルムなどは移植するんですが、これが結構強力に貼りついておりまして…

剥がした後、つまり元からついていたSSDはこんな感じ。わずかに反ってしまっているのがお分かりいただけるでしょうか?再利用しない部品で良かった…と思いつつ、元通り組上げていきます。

はい、無事に電源が入りました。これから用意してあったリカバリディスクを使って、工場出荷状態に戻していきます。そうそう、リカバリ「ディスク」が使えるというのもこのモデルだから出来ることですものね。ちなみ担当はLet's note RZ4を愛用しているんですが、光学ドライブ非搭載ですから、リカバリ用USBメモリを1本キープしている状態なんです…。無駄口はさておき、お預かりしたパソコンはリカバリも問題無く終わり、お客様へ返却となりました。

パソコンの動作がおかしい、故障かな?さらには「もっと快適に使いたい!」と思ったら他社で買ったパソコンでもOK! お近くのZOA/パソコンの館/OAナガシマ各店、またはこちらからご相談下さい!!

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