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【2019年版】おすすめグラボ比較まとめ!予算&用途別に紹介!
2019.03.16
はじめに
こんにちは、皆さんは PCでゲームを楽しんでいますか?
最近は映像の技術もクオリティもどんどん上がって、ゲームの世界にそのうち本当に入れてしまうのではないかと、未来に期待してしまう日々を過ごしています。
それはさておき、 PCゲームをする時に大事な PCパーツと言えば何でしょうか …そう!それはグラフィックボード!美麗な映像や 3Dを表現する為に、なくてはならない存在なのです。
でも、これから PCを自作する人にとっては「なにそれおいしいの?」って感じですよね。
また久しぶりに組んでみようとして「今のグラボ事情が分からない」となってしまう方も少なからず居るのではと思います。そこで今回は、グラフィックボードとは何ぞや、と言う人の為に、どんな種類があるのか、どれがオススメなのか、等々紹介させていただきたいと思います。
※価格は常に変動しています。掲載されている価格は2019年9月24日時点でのものとなります。
現在もこの価格で販売されていることを保証するものではありませんのでご注意下さい。
1、グラフィックボード(グラボ、 GPU)とは?
皆さんは、どうしてこんなものがパソコンの基盤に刺さっているのだろうと考えたことはありますか?パソコンでゲームをしている人にとっては当たり前のことかもしれませんが、具体的に何をしているパーツなのかをこれから説明したいと思います。
グラボはどうして必要?
端的に言ってしまえば、「ゲームのグラフィックを表現するために必要な PCパーツ」といった所でしょうか。パソコンでゲームをしている時などに、「このゲームはグラフィックが綺麗だなー」なんて思うこともあると思いますが、それは GPUが裏でせっせと頑張ってくれているからなのです。基本的には、ゲームを動かす際に映像の綺麗さや、テクスチャの解像度、草木や光の表現 など目に見える情報量が増えれば増えるほど、 GPUにかかる負担は大きくなってきます。
なので、これをしっかりとすべて表現しきる為にはそれに見合った高性能な GPUが必要になるというわけです。
グラボを入れると何が変わる?
グラフィックボードの役割は、映像や 3Dの処理の手伝い、複数枚のモニターに映せる出力枚数の増加、映像出力端子の種類が増える等でしょうか。特にゲームをする、 3DCAD、映像編集はこの GPUの処理能力をよく使うため必ずと言っていいほど必要になってくると思います。
他にも、何枚ものモニターを同時に使いたい場合も、出力する枚数によっては GPUの力が必要になります。付けるグラボの種類や性能によっても出力できるモニターの枚数も変わってくるので、気を付けましょう。
映像の出力端子に自分の繋ぎたい端子がない場合に付けるという人もいます。例えば HDMIの端子で繋ぎたいのに、 PC側にその端子が付いてないじゃん!なんて時に、 HDMIの端子が付いているグラボを増設すれば使えるようになる、といった感じです。
このようにグラボは使う人によってはなくてはならない相棒のようなものなのです。
※写真は HDMI端子
2、グラボのリファレンス、オリファンって何のこと?
グラフィックボードには二つの顔があります。
「リファレンスモデル」と「オリジナルモデル」です。なんとなく聞いたことがある
と言う人は多いのではないでしょうか。でもなぜそう呼ばれているのかを知っている陽とは案外少なかったりします。では一体どうして二つの呼び名があるのか、その説明を
していきたいと思います。
リファレンスについて
GPUのチップの製造をしている NVIDIA、 AMDが設計した物をそのまま使用しているのがこの「リファレンスモデル」になります。グラボが発売された際に、最初に手に入るのが大体このモデルになります。この後説明しますが、オリファンと比べて他社のオリジナル要素が入っていないので、どこから発売されていても使用も見た目もほとんど同じです。その為、新型が出たからすぐに使いたい場合は必然的にこのモデルになってきます。
オリファン「オリジナルモデル」について
その名の通り、先ほど説明したリファレンスモデルを元に、他社が独自の構想やデザインを織り交ぜて販売されているモデルのことをそう呼びます。リファレンスと違い、メーカーごとにデザインが違うためオリジナルを待ってから買う人も結構多くいます。しかし基盤となる内部の GPUチップは同じため基本的には性能の差はほとんどありません。
リファレンスとオリファンの大きな違い
そんな二つの顔を持つグラフィックボードですが、違いがあると同時に良い所と悪い所があります。いったい何がどう良くてダメなのかを比較していきましょう。
リファレンスモデル
+
※写真は ELSAの GD1080-11GERT(リファレンスモデル)
メリット
新作のグラボがいち早く手に入る
標準仕様のため「安定感」がある
デメリット
初期仕様の為デザインに独創性がない
高負荷時の熱処理がうまくいかない
安定性重視のため高いクロック数が出ない
オリファンに比べて、標準仕様のため、大きな差が出ないのが良くも悪くもリファレンスの長所であり短所になっている印象です。
発売後すぐに手に入るので、いち早く使いたい人にはうってつけのグラボと言えるでしょう。
オリジナルモデル「オリファン」
※写真は GIGABYTEの GV-N208TGAMING OC-11GC(オリジナルモデル)
メリット
クーラーファンが独自設計になっている為、冷却力が高い
クロック数が上がっている為、リファレンス以上のパフォーマンスが出せる
デメリット
メーカーによって仕様が異なる為、良い、悪い、の判別が難しい
価格が少し割高になっている
サイズが大きいものが多い
リファレンスモデルと違い、パフォーマンスを重視しているのならこちらのモデルを
オススメします。高負荷な環境で動かす時にしっかりとそれに答えられる性能を出せるのはやはりこちらでしょう。たしかにリファレンスは安定した動作が長所ですが、高負荷の環境を想定した作りになっていない為、無理に使うと爆熱になってしまいます。そのため冷却性能と、クロック数の大きいオリジナルモデルがやはり候補になってきます。
3、 GPU2大メーカー GeForceと Radeonの違い
先ほど紹介したグラフィックボード「リファレンスモデル」「オリジナルモデル」以外にもメーカーの違いが存在します。ちょこっとだけ触れていましたが、グラフィックボードの元となる内部のチップにも作っているメーカーにも違いがあります。「 NVIDIA( GeForce)」「 AMD( Radeon)」主にこの二つが主軸なので、覚えておきましょう。
GeForce
大体の場合、ゲーミング PCを作るとなった時勧められるのがこちらの GPUチップになる事が多いです。なぜこちらが多いのか、その最大の理由としてはゲーム側の開発環境がこの「 NVIDIA( GeForce)」に最適化されて製作されているからです。
NVIDIA側がゲーム開発者向けのツールを提供して、ゲームの開発にかかわっていることが多く、グラフィックボードは GeForce推奨のゲームタイトルも数多く存在します。 これはベンチマークで比較すると良くわかります。
Radeon
こちらもゲームをやる上では問題なく動作することがほとんどですが、やはり GeForceに比べると最適化の問題で GeForceに軍配が上がってしまいます。
しかし、コストパフォーマンスの良さや、映像関係に強くゲーム以外の土俵ではこちらの方が優秀な場合も多くあります。その中でも特に強みとして見られるのが、映像のフレーム補間技術「 Fluid Motion」です。
これに関してはこの後に詳しく説明させていただきます。
フレーム補完技術「 Fluid Motion」とは?
この映像補完技術は AMD独自の物で、 24fps(※ fps フレームレートの単位で 1秒間の連続表示回数のこと。)の映像を 60fpsに変換して、映像を滑らかに動かすことが出来るようになる技術のことです。
この機能を使うためには、よく DVDや BDの再生で使われている、「 Power DVD」が
必要になります。ただ、フリーソフトの「 Media Player Classic – Homecinema」でもこの
機能を使うことが出来るのですが、特定のソフトのインストールや設定が必要になってくるので注意。
G-SYNC、 FreeSyncについて
G-SYNCは「 NVIDIA」の技術 FreeSyncは「 AMD」の技術で、大雑把に言ってしまえば、
モニターと同期させて画面の乱れや、ずれを無くす技術のことです。
それぞれ G-SYNCと FreeSyncで役割は大体同じなのですが、対応製品などに大きな差が
あります。その差というのが、映像を同期するためのパーツが「必要かどうか」です。
一般的に NVIDIAの持っている G-SYNCは、モニター側に専用のモジュールが付いていないとその役割を果たす事が出来なくなっており、その為ある程度高価なモニターで
しか対応していないので、この機能を使う際の大きなハードルになってしまいます。
しかし AMDの FreeSyncにはそのモジュールが必要ないため、コストを下げられる分安く手に入るのが魅力的、それにゲーミングをうたっているモニターには必ずと言っていいほど FreeSyncの機能が付いている物が多いです。
ゲーム向けのグラボと映像系のグラボの違い
二つのメーカーにもそれぞれ、ゲーム特化のグラフィックボードと CADと映像の編集
に特化したグラフィックボード等、一部に特化している物があります。それぞれ分けて
説明していきます。
NVIDIA
「 GeForce」(ジーフォース)
まず初めに NVIDIAが出しているグラフィックボードには、二通りの種類があり
ゲーム特化型の「 GeForce」 CADや 3D、動画編集、画像編集に向いている
「 Quadro」、それぞれ使う用途が違い、ゲームに特化したマシンを作るのであれば、 GeForce一択になります。「 Quadro」でもゲームはできますが、「 DirectX」に最適化されていないため、どうしてもスコアに差が出てしまいます。このスコアの差はかなり大きいので、ゲームマシンで「 Quadro」を使うことはまずないでしょう。
「 Quadro」(クアドロ)
CADや 3D、動画編集、画像編集向けとして作られた「 GeForce」の兄弟機のような
物で、ゲーム関係の処理は苦手、その代わり色相再現度が高く通常では再現できない
10bit(約 10億 6433万色の発色)まで再現でき(通常は 8bit 1677万色) ,映像関係
の作業や CAD、画像編集で大きく変わってきます。その為機能としては主に
クリエイター目線で使うことを前提の作りになっています。
もう一つ大きな違いがあるとすれば、「 Quadro」のパーツは価格が、上限で何 100万円
するものまであるので、作業効率を考えた時の単価が高くなってしまいます。
AMD
「 Radeon」(ラデオン)
「 NVIDIA」と対になるもう一つのグラフィックボードメーカー、それが「 AMD」。
その「 AMD」が出しているグラフィックボードが「 Radeon」です。基礎の能力値は「 GeForce」をも上回るものも多く、非常に優秀なグラボですが、先ほども説明したゲームの開発の関係上どうしてもスコア値で負けてしまうのが少し残念な所です。しかしゲーム以外に映像、編集等もするのであればその考えは変わってきます。
ゲームや映像関係の映像を滑らかにするフレームの補完機能、複数モニター( 6枚とか)を一枚のモニターとして使える機能、発色の良さ等、映像に関してはかなり強い性能を持っています。
また販売時のコストパフォーマンスも良く、自作を安く組んだりする場合に重宝され
ることが多いです。
「 Fireシリーズ」( FirePro、 FireGL、 FireMV、 FireStream)
こちらは CADや 3D、映像編集向けのグラボで NVIDIAの「 Quadro」のような
立ち位置と同じです。そのためゲーム以外の用途として使うのであれば、こちらが
選択肢として出てきます。
簡単に言ってしまえば「 Fireシリーズ」は業務用のワークステーション向けだと
思ってもらえればいいです。
その為、こちらも金額はお高めになっております。
OpenGLと DirectX
先ほど紹介した、グラフィックボードの説明で「ゲーム用」、「 CADや映像編集や画像編集用」等の説明がありましたが、なぜそんな違いが出てくるのか、それはこれから説明する「 OpenGL」と「 DirectX」が大きく関わっているからなのです。
DirectX(ダイレクトエックス)
ゲームに特化した Microsoftが作ったマルチメディア処理用の API(ソフトウェアの機能を共有する IT用語)簡単に言えばゲームを windowsで動くようにするプログラムです。
また開発でも使われるため、 DirectXに適応している GeForce や Radeonの方が Quadro
よりもゲームをする環境では適切となっているわけです。
OpenGL(オープンジーエル)
こちらは先ほどの物とはと少し違い、3次元立体や2次元画像によって構成される高品質な仮想空間を表現することができます。その為 CADや映像の編集画像の処理などに向いている開発環境(プログラム)になっています。
その為 OpenGLに特化した性能を持つ Quadroや Fireシリーズの仕様が推奨されて
いるのです。
4、ゲーミング PCにおすすめのグラボ
メーカーによって、デザインやクーラーファンの数などは大きく変わってきます、
その中でもどのグラフィックボードがオススメかを、金額別に紹介させていただきます。
10万円以上(ウルトラハイエンド)のグラボ
メーカー ASUS(エイスース)
ROG-STRIX-RTX2080TI-O11G-GAMING(オリファン)
価格 165,000円前後
言わずと知れた名ブランド ASUS(エイスース)
ユーザーからの支持率が非常に高く、信頼性の面でも評価の高いメーカーです。
本体サイズは 305mmとかなり大きくなっていますが、その分冷却性能を高めた
3連ファンを搭載しており、ヒートシンクもかなり大きく、その為ケースはしっかりと
入る物をあらかじめ下調べし他のパーツとの干渉も考えておかないといけません。
グラボ本体は RGB対応(本体に付いている LED発光)で色を自由に設定でき PCケース内を彩ることも可能です。また、セミファンレス機能が実装されているので高負荷の環境でなければかなりの静音性が期待できるのもうれしいところですね。
5~10万円(ハイエンド)のグラボ
メーカー msi(エムエスアイ)
GEFORCERTX2070GAMING8G(オリファン)
想定価格 80,000~ 90,000円 ※現在お取り扱いがありません。
MSIでお馴染みの GAMINGシリーズ
最新の技術によってレイトレーシングに対応!
新たに「 Twin Frozr7」の放熱設計を採用しており、
トルクスファン 3.0を搭載、ファンブレードによって
エアフローを改善し冷却力が大幅に上がりました。
また、独自のソフトウェアも付属、自由に LEDの発光パターンを
操作変えることができ、 GPUの温度を管理するソフトも付いているのが
嬉しいところです。
メーカー ZOTAC(ゾタック)
GeForce GTX 1070 AMP Edition(オリファン)
価格 48,000円前後
コストパフォーマンスに優れたブランド ZOTAC
オリジナルクーラー「 IceStorm」を搭載、効率的に冷やすために考えられた
ヒートパイプと 100mmファンで、ゲームもサクサク遊べます。
一時期マイニングの影響により、品薄や価格の高揚がありました。
しかし現在では価格も落ち着いてきており、また新型の登場で一気に価格が
下降しているのでハイエンドのモデルとしてはかなりコスパの言いグラボ
になっています。
さらに独自のオーバークロックツールも持っているので、わかりやすく簡単に
操作やカスタマイズが可能です。
5万円以下(ミドルクラス、エントリー)のグラボ
メーカー 玄人志向(くろうとしこう)
GF-GTX1050TI-4G-OCS(オリファン)
想定価格 20,000円前後 ※現在お取り扱いがありません。
コスパ、消費電力共に燃費の良いグラボ
玄人志向、買った商品の疑問は
メーカーホームページの BBSに書き込んで同志に聞くことを推奨しているちょっと変わったメーカーで、その代わり値段も抑えめで、 PC自作をする人たちからは非常に愛されているメーカーです。
補助電源なしの、消費電力に優れたコンパクトなグラフィックボードで、
標準画質でのゲームプレイであれば問題なく動く性能を持ち、小型ケースやコスパ重視で組む場合に候補に入ることの多いモデルになっています。
5、動画制作におすすめのグラボ
使うソフトや編集のレベルによって必要なのか、そうではないのかの違いが出てきます。
今回は、金額と目的を合わせて、オススメのグラフィックボードを紹介したいと思います。
10万円以上(ウルトラハイエンド)のグラボ
メーカー ELSA(エルザ)
NVIDIA Quadro(クアドロ) P4000(オリファン)
価格 110,000~ 150,000円
販売サイト amazon
動画編集のエキスパート
高度な動画編集にはしっかりとそれに対応した GPUが必要になります。
特に高度なソフトで使われる OpenGL(オープンジーエル)にどれだけ
最適化されているか、また色の再現度も 10bit(約 10億 6433万色の発色)とかなり変わってくるので、本格的な映像編集、しっかりと対応したソフト、 OpenGLを使った編集をするのであればクアドロ一択になってくるでしょう。
ただしプロご用達の物になってくると値段が大きく変わってきますので、その場合は自分の用途に見合ったものを選びましょう。
5~10万円(ハイエンド)のグラボ
メーカー ELSA(エルザ)
NVIDIA Quadro(クアドロ) P2000(オリファン)
価格 60,000~ 70,000円
販売サイト amazon
補助電源不要のミドルレンジクラスの映像向け GPU
こちらもミドルレンジながら RGB各色 10bitのカラー出力に対応、映像出力も 8Kまで
対応している映像に特化した性能を持っています。上記のグラボには及びませんが、小型な上、補助電源も必要としない為、様々な大きさのマシンに対応できるといったメリットがあります。
メーカー msi(エムエスアイ)
GEFORCERTX2060VENTUS6GOC(オリファン)
価格 48,000円前後
十分な能力を秘めた、新生グラフィックボード
映像制作であれば、 OpenGL(オープンジーエル)に最適化されたクアドロシリーズが有力ですが、それを差し引いても、映像、ゲーム等の用途でなかなかの動きが期待出来る RTXシリーズも候補としてはありだと思います。
5万円以下(ミドルエンド、エントリー)のグラボ
メーカー SAPPHIRE(サファイア)
SARX5808GD5N001V2(オリファン)
価格 25,000円前後
コスパ最高の AMD製グラフィックボード
低価格帯で猛威を振るっているのが「 RXシリーズ」、
この価格ながらにして GTX1060相当のパワーを持っているので、編集もお手の物、またメモリを 8GBも積んでいるので、メモリを多く使う動画編集ソフトも軽々動きます。
また、映像を滑らかに再生する技術「 Fluid Motion」を採用しているので、
映像を見る用途としても、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
6、 CAD制作におすすめのグラボ
CADは 3D、 2Dや仕様ソフトによって必要なスペックが大きく変わってきます。
今回は主に 3DCADを使用する場合のオススメで紹介させていただきたいと
思います。
10万円以上(ウルトラハイエンド)のグラボ
メーカー ELSA(エルザ)
NVIDIA Quadro(クアドロ) P4000(オリファン)
価格 110,000~ 150,000円
販売サイト amazon
CADならやっぱりクアドロシリーズ
OpenGLに最適化されている、グラフィックボードと言えばこれです。
さきほどの映像編集の方でも紹介させていただきましたが、 CADにおいてもオススメの性能を持っています。
と言うよりも、ゲーム以外の作業をメインなのであればこれさえ付けておけば問題ないと言えるでしょう。
5~10万円(ハイエンド)のグラボ
メーカー ELSA(エルザ)
NVIDIA Quadro(クアドロ) P1000(オリファン)
価格 46,000~ 60,000円
販売サイト amazon
信頼のメーカー ELSA仕様
映像出力 4画面に対応、 OpenGL対応、補助電源不要の
コンパクト型のグラフィックボード。
上記で紹介した P2000の一つ下のモデルになります。
安心の 3年保証付きは流石 ELSAといった所、この価格帯でコストの安いこちらのモデルもおすすめですが、余裕があれば P2000のモデルでも良いかもしれません。
5万円以下(ミドルエンド、エントリー)のグラボ
メーカー ELSA(エルザ)
NVIDIA Quadro K620(オリファン)
価格 27,000~ 40,000円
販売サイト amazon
クアドロシリーズの入門モデル
この価格帯からとりあえず CAD用に買ってみたいという方にオススメのモデル、十分に役割を果たしてくれます。
しかしもっと作業効率をあげて、もっと早く動かしたいと思うのであれば
素直にワンランク上の物を選びましょう。値段、性能=処理の速さなので、
どこまで求めるかわあなた次第です。
7、GeForceとRadeonのグラボの機能&価格比較一覧表!
ここまでは、グラフィックボードの説明、その用途や金額ごとのオススメ
等を紹介してきましたが、ただなにがどういいのか、言葉だけではイマイチ
伝わりにくいと思います。なので、今回はそんなグラフィックボードごとの性能を
数値化してみました。
ただ、数値化しただけでは数値の意味が分からないと思うかもしれませんが、
それぞれのグラボのある程度の目安にはなると思います。
また「 Quadro」や「 Fireシリーズ」等の OpenGL推奨のパーツを今回は外してあり、
ベンチは「 GeForce」「 Radeon」のみでの一覧表記になりますので、ご了承を。
お馴染みのベンチマークソフト Fire Strikeでの計測になります。
※ベンチマーク 『 Fire Strike 』( 1920× 1080)
GeForce
メーカー | RAM | グラボ名称 | スコア | 参考価格 |
---|---|---|---|---|
NVIDIA | 11GB | GeForce RTX2080Ti | 28640 | 180,000円 |
NVIDIA | 8GB | GeForce RTX2080 | 24800 | 100,000円 |
NVIDIA | 8GB | GeForce RTX2070 | 21860 | 60,000円 |
NVIDIA | 6GB | GeForce RTX2060 |
18420 |
50,000円 |
NVIDIA | 6GB | GeForce GTX1660Ti | 15720 | 40,000円 |
NVIDIA | 11GB | GeForce GTX1080Ti | 22800 | 70,000円 |
NVIDIA | 8GB | GeForce GTX1080 | 19250 | 55,000円 |
NVIDIA | 8GB | GeForce GTX1070Ti | 17802 | 60,000円~80,000円 |
NVIDIA | 8GB | GeForce GTX1070 | 15296 | 50,000円 |
NVIDIA | 6GB | GeForce GTX1060/6GB | 12060 | 40,000円 |
NVIDIA | 3GB | GeForce GTX1060/3GB | 11802 | 35,000円 |
NVIDIA | 4GB | GeForce GTX1050Ti | 6870 | 25,000円 |
NVIDIA | 2GB | GeForce GTX1050 |
6178 |
20,000円 |
NVIDIA | 2GB | GeForce GT1030 | 3372 | 10,000円 |
Radeon
メーカー | メモリ | グラボ名称 | スコア | 参考価格 |
---|---|---|---|---|
AMD | 8GB | Radeon RX Vega 64 liquid | 21580 | 95,000円 |
AMD | 8GB | Radeon RX Vega 64 | 18657 | 70,000円 |
AMD | 8GB | Radeon RX Vega 56 | 17896 | 55,000円 |
AMD | 8GB | Radeon RX590 | 14326 | 38,000円 |
AMD | 8GB | Radeon RX580 | 13325 | 30,000円 |
AMD | 8GB | Radeon RX570 | 11021 | 23,000円 |
AMD | 4GB | Radeon RX560 | 6012 | 14,000円 |
AMD | 4GB | Radeon RX550 | 3992 | 10,000円 |
AMD | 8GB | Radeon RX480 | 11480 | 25,000円 |
AMD | 4GB | Radeon RX470 | 10018 | 24,000円 |
AMD | 4GB | Radeon RX460 | 5122 | 20,000円 |
AMD | 4GB | Radeon R9 Fury X | 13987 | 85,000円 |
AMD | 4GB | Radeon R9 Fury | 13078 | 73,000円 |
AMD | 4GB | Radeon R9 Nano | 12891 | 80,000円 |
AMD | 8GB | Radeon R9 390X | 12180 | 55,000円 |
AMD | 8GB | Radeon R9 390 | 11688 | 42,000円 |
AMD | 8GB | Radeon R9 380X | 8689 | 31,000円 |
AMD | 8GB | Radeon R9 380 | 8250 | 25,000円 |
AMD | 8GB | Radeon R9 295X2 | 15269 | 200.000円 |
AMD | 4GB | Radeon R9 290X | 9989 | 72,000円 |
AMD | 4GB | Radeon R9 290 | 9482 | 50,000円 |
やはり現行モデルが先を走っている感じですね、特に Radeonは新型の Vegaが独走状態、
比較してみると、分かりやすいですね。
GeForceも RTXシリーズが群を抜いて数値が高いです。やはりウルトラハイエンドの名は
伊達ではない。
また Radeonの Vegaシリーズでも GeForceの RTXシリーズが相手では少し性能的に
負けていますが RTX2070相当のパワーは持っているので、十分ハイエンドとしての力は
あると見て良いでしょう、
8、 おまけ 夢の最高スペックグラボ!
ZOAで扱っている最高グラボの紹介
メーカー msi(エムエスアイ)
GEFORCERTX2080TILIGHTZ(オリファン)
価格 213,000円 ※現在お取り扱いがありません。
もはやこれ以上のゲーミング、グラフィックボードはあるまいて…
現行モデルでトップに君臨する RTX2080Tiシリーズ、 11GBの大容量のメモリ
レイトレーシング対応で光の反射や映り込みを正確に表現できる最新技術、
VRや高解像度のゲームにも対応できるパワー、これ一枚でやろうと思っていた
ことがすべて出来てしまう、夢の一枚、ウルトラハイエンドの力は伊達ではありません。
メーカー ASUS(エイスース)
ROGSTRIXRTX2080TIO11G(オリファン)
価格 165,000円前後( e-zoaの価格)
※ ZOA各店で取り扱い中です
( OAナガシマ、 ZOA、パソコンの館)
こちらも同じくウルトラハイエンドのグラボ、
大人気メーカーブランドの ROGSTRIXシリーズ、
相変わらずの巨体と LEDの発色、しかしそれに見合うだけの
力を持っているので、高画質の映像でバリバリゲームをやりたい人には
たまらない、ドリームパーツ。
今回グラフィックボードに焦点を当てての紹介でした。
単にグラボと言っても、これだけの数、または用途によっての仕様の違い
がありました。やはり奥が深いですね…これを機に、新たなグラボを探してみてはいかがでしょうか。
※価格は常に変動しています。掲載されている価格は2019年9月24日時点でのものとなります。
現在もこの価格で販売されていることを保証するものではありませんのでご注意下さい。