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【修理日誌】HP 一体型パソコン 冷却FAN交換修理実施しました!
2018.06.03

こんにちは。ZOA修理担当です。

日中の最高気温が20度台後半となる日も増えてきましたね。ここ静岡も梅雨入りが近いと言われていますが、梅雨を抜けるともう夏!みなさんのパソコン、冷却環境はいかがですか? ご承知の方も多いと思いますが、パソコンと熱は切っても切れない関係ですよね。パソコンの部品はほとんどの物が熱を発生させるのに、半面ほとんどの部品は熱に弱いため、パソコン内部の冷却というのは常に考慮されていないといけないですよね。また冷却がうまくいっていないと、いわゆる「熱暴走」や「突然のシャットダウン」なんて症状にも悩まされることになります。

そんなわけで?ではないですが、今回の患者さんは「冷却FANが動作していない」というエラーに悩まされている「HP TouchSmart PC 310-1220jp」です。2011年6月発表のこちらのモデル、Windows7ながら20インチのタッチパネル液晶搭載、なかなかのスペックですね。残念ながらメーカーによる保守対応は2015年1月に終了してしまっており、店舗にご相談がありました。調べてみたところ部品が調達可能でしたので、お客様に了承頂いた上で修理開始です!!

※パソコンの分解は高度な技術を要します!記事を元に分解されたことにより生じた如何なる不具合/損失も、当方では責任を負いません

一体型PCは、ほとんどの場合バックカバーが裏側からネジ留めされていますが、HPの場合は

若干奥まった箇所に、特殊形状のネジで固定されています。ちょっと注意が必要なポイントですね。見えるネジを全て外してしまえば、バックカバーは比較的簡単に開きます。

基板全体を金属製のカバーが覆っています。FANのネジはこの下に隠れているようですので、カバーも取外しましょう。

少し分かりづらいかも知れませんが、外すべきネジの箇所には刻印が打たれていますので、それを目印に次々外していきます。

カバーが外れて基板とご対面!あとはFANを外します。ヒートシンクとのスキマを塞いでいるシールにも要注意ですね。

外したFANを裏側から確認。FANは結構固着していて、回転させることが出来ません。これがエラーの原因だったんですね。原因まで特定しましたので、取寄せたFANに交換して逆順で組立。無事に起動後ハードウェアテストを実施、異常が無ければ販売店へ返却となります!

パソコンの動作がおかしい、壊しちゃった!どうしよう?と思ったら、お近くのZOA/パソコンの館/OAナガシマ各店、またはこちらからご相談下さい!!

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