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【2019年版】3万円以下で買える、コスパの良いグラボ5選!2018年にZOAで一番売れたのはこれだ!
2019.04.24
はじめに
今回のコンセプトは、金額が3万円以下のグラフィクボードをメインに紹介していきたいと思います。
3万円でそんなに良いものあるの?と思う方もいるかもしれませんが、今回の記事を見て思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。3万円台だって優秀な子たちはいるんです!
それを今回は ZOAで売れた物も含みつつドドンと紹介していきます、特にコスパ重視で考えている人には必見の内容ですよ。
※価格は常に変動しています。掲載されている価格は2019年4月19日時点でのものとなります。
現在もこの価格で販売されていることを保証するものではありませんのでご注意下さい。
1、 グラフィックボード(グラボ)についておさらい
グラフィックボード(グラボ)の GPUとは?
GPUを作っている2大メーカー
現在は「 NVIDIA( GeForce)」「 AMD( Radeon)」のこの二つが GPUを作っています。
GPUとはグラフィックボードの元となっている内部のチップの事を指し、この GPUを元に各メーカーからグラフィックボードが出ているのです。
リファレンスモデル、オリファンモデルとは?
リファレンスモデルについて
GPUのチップの製造をしている NVIDIA、 AMDが設計した物をそのまま使用しているのが「リファレンスモデル」になります。
基本リファレンスモデルは新型グラボが出て一番最初に手に入るモデルなので、いち早く入手したい人向け、また元の設計をそのまま使っているので出しているメーカーでの性能の差はありません
オリファンモデルについて
先ほど説明したリファレンスモデルを元に、他社が独自の構想やデザインを織り交ぜて販売されているモデルのことをそう呼びます。その為メーカーによって形や機能が違うので、このオリファンモデルを待ってから買うという人も多くいます。
なぜ同じような名前のグラボがたくさん存在するの?
先ほども少し触れましたが、メインの基盤となる GPUは「 NVIDIA( GeForce)」「 AMD( Radeon)」の二大巨頭が作っており、それを元に別のメーカーがグラフィックボードを出しています。
その為、その時その時のグラフィックボードの規格は決まっており、 GTX○○とどこのメーカーも同じ規格の名前で出しています。
別の記事でもグラフィックボードを紹介しています、もしよければリンクからどうぞ
【関連サイト】 【2019 年版】おすすめグラボ比較まとめ!予算&用途別に紹介!
2、コスパの良いおすすめグラボ5選!
1万円以下のグラフィックボード(グラボ)!超ローエンドモデル!
この価格帯のランクでは、とりあえずグラフィックボードを付けたい、映像の端子の種類を増やしたい等の理由が大半です。
もしゲームや、映像編集等を考えている人はこの次の価格帯からになります。
商品名 GT7101GD3HLP
メーカー MSI
販売価格 5,427円 (税込 )
性能
本体の性能としては高くありませんが、モニターの数を増やしたい、接続端子の数が足りない、ちょっとでもいいからグラフィック性能を上げたい人にオススメです。
ゲームや 3Dも軽いソフトであれば動きますが、スペック的には足りない部分が大きいためあまりオススメはできません。
特徴
必要な電力が少ないためファンレス設計になってるのが特徴、その特性もありファンが付いていないので非常に静かで静音性が高く、静かな運用が出来ます。
またロープロ対応でスリム型 PCにも付けることが出来きるので、ビジネスパソコン等後からでも付けられるのが魅力になっています。
(追加電源もいらないので、電源コードの心配もありません)
しかし、意外と基盤に付いているヒートシンクが大きいので、干渉しないかどうかの確認を先にしておいた方が良いでしょう。
※この赤○で囲った部分のヒートシンクが、同じスロットのボードに干渉したり、 PCケースの蓋など
に当たらないかをしっかりと確認、ここ意外と見落とします。
強み
- 省電力でファンレス設計
- ロープロファイル対応
- 非常に安い
弱み
- めっちゃパワー不足
- ゲームをやるには不十分
- DP(ディスプレイポート)端子が付いていない
ぶっちゃけやろうと思えばゲームを動かすことはできます、しかし圧倒的パワー不足なのでよっぽど軽いゲームしか普通に遊べません。このクラスの物は必要な端子を補う為か、単純にモニターの接続枚数を一枚増やしたい人向けです。
2万円以下のグラフィックボード(グラボ)!ローエンドモデル!その1
ここから一気に使える幅が広がってきます。
ゲーム、 3D、動画編集等々、使い方は様々です。
用途によってはパワー不足ですが、それでいてもこの価格で手に入る為、需要はかなりあります。
その中からのオススメを見ていきましょう。
商品名 PHGTX1050TI4G
メーカー ASUS
販売価格 18,581円 (税込 )
性能
性能としてはギリギリミドルクラスといった所でしょうか。
この辺りからゲームが普通に動かして遊べるラインになってきますが、ハイエンドのパワーを求められるゲーム等に対してはパフォーマンスを落としての運用になってきますので、先に推奨環境をしっかりと確認することをオススメします。
特徴
シングルファンの小型のタイプで、補助電源がいらないグラフィックボードの中では特に性能が高い物になっています。
補助電源がいらないタイプなので電力の消費も少なく省電力、その為大きな電源を乗せる必要がなく、ほとんどの場合は電源の交換が必要なく積むことが出来るので、ハイエンドで組まない自作ユーザーや既存のマシンに乗せる事を目的としたユーザーには、非常におすすめです。
強み
- 省電力設計の中ではトップクラスのパフォーマンスを持っている
- これでも充分ゲームが遊べる(ただしゲームの設定を変更しなければいけない可能性あり)
- 補助電源が必要ないのでケーブルレス
弱み
- いま一歩ゲームの快適ラインに届かない
- VGAのアナログ端子が付いていない
※画像は VGA( Dsub-15pin)の端子です。
昔からあるアナログ端子で、現在でもよく使われています。
今現行で稼働しているゲームが普通に遊べるようになってくるのはこのラインからです。
しかし実際に遊んでみるとわかりますが今一歩性能が足りません、とりあえず動いて遊べれば問題ないと言う人の為の入門用としてはいいと思います。
また少しの動画編集や 3D編集もこの辺からいけるので低コストで組みたい人にはオススメ。
※一つ注意ですがこのグラフィックボードに付いている映像端子の DVI-Dのタイプは、 VGAに変換でき
ない規格なので注意しましょう。( DVI-Iの規格であればアナログもいけます)
2万円以下のグラフィックボード(グラボ)!ローエンドモデル!その 2
商品名 RADEONRX570ARMOR8G
メーカー MSI
販売価格 17,620円 (税込 )
性能
AMD製の GPUを積んだコスパ最高のグラフィックボードで、この値段にして 1060相当のパフォーマンスを持っています。
特徴
なんといっても AMDの GPUと言えば映像系に強いグラフィックボードとしても有名で AMD独自の映像補完技術を使うことが出来ます。ゲームにも使うことはできますが、 NVIDIAと比較してしまうと、どうしてもスコアで負けしてしまいます。
しかしゲームを運用するには十分なスコアは出せるので、ゲームをする上での選択肢として候補に入れても問題ないと思います。
強み
- コストパフォーマンスが大変良い
- 映像関係にも強く様々な機能が使える
- この金額で 8GBのメモリが載っている
弱み
- ゲームでいまいち高いスコアが出せない
- 補助電源が必要
ゲームのスコアに関しては NVIDIA優遇なので仕方がない所もありますが、それ以外の映像関係を含めても非常に優秀です。ゲームがなぜ NVIDIA優遇なのかは別の記事の中で紹介していますのでそちらをどうぞ。
【関連リンク】 【2019 年版】おすすめグラボ比較まとめ!予算&用途別に紹介 !
3万円以下のグラフィックボード(グラボ)!ミドルエンドモデル!その 1
大体このラインからが、ミドルスペックの最上位あたりになってきます。
そこそこ高負荷の環境であれば問題なく動作し、ゲーム等もサクサク遊べるラインがここ。
ハイエンドユーザーからすれば物足りないかもしれませんが、ミドルスペックの範囲であれば、これ以上ない性能を発揮してくれます。
商品名 ZTGTX16606GBZTT16600F10L
メーカー ZOTAC
販売価格 29,749円 (税込 )
性能
1060の後継機として発売されたばかりの新型グラフィックボードです。性能の向上もありますが値段も最初からお手頃で、ハイエンドの一歩手前位までのパフォーマンスを持っています。
特徴
消費電力は従来の 1060とほとんど変わりません、また接続端子が DPと HDMI2.0のみなので、 DVI等を付けようとしている人は注意(最近のグラフィックボードは DVIもあまり付いていません)。
能力としては 1060の上位互換のようなものになっています。
強み
- 超ハイエンド向けゲームでなければ綺麗な画質でサクサク動く
- 新型なのに安い
- 価格とパフォーマンスのバランスが良い
弱み
- 必要な補助電源の pinの数が 6から 8に増えている
弱点の少ない 1060の後継機 1660、ミドルレンジクラスの中では最高の能力を持ち、必要な電力もそこまで大きくないので、ゲームをサクサク動かして遊びたい人には一押しのグラフィックボードです。
3万円以下のグラフィックボード(グラボ)!ミドルエンドモデル!その 2
商品名 AXRX5808GBD53DHDV3OC
メーカー PowerColor
販売価格 23,220円 (税込 )
性能
性能としては 1060と 1070の間位になるかと思いますが、この性能でありながら映像もゲームもこなすコスパの良い万能グラフィックボードです。
特徴
AMD発の RXシリーズになります。単純な能力だけで見れば、この価格の中では能力が最高水準だと思います。
AMDの Radeonシリーズではいまだに DVIの端子が生きていることが多く、地味に助かることがあります。( NVIDIA( GeForce)シリーズでこのランクの商品では、ほとんど見かけません)
その為対応端子が多く、その方面ではかなり優秀でしょう。
強み
- 様々な接続端子に対応している
- 映像補完技術をしっかりと再現できるスペック
弱み
- 前回の 400シリーズよりも TDP(消費 W数)が高い
- 対応外のゲームだとスコアが大きく落ちてしまう
今でこそ対応ゲームは増えましたが、前はゲームの起動すらできないものが多々ありました。
元の能力が高いだけに非常にもったいないです、しかし映像のフレーム補完技術はしっかりと使えるのでアニメ等の映像作品をヌルヌル画質で見たい方にはオススメです。
3 、時代を変えた!?コスパ最高のグラボ、GTX 1060とは?
GTX 1060のメモリの違い
GTX1060には 3GBと 6GBの 2つがあります。
大体の場合は 3GBの方が値段が安く 6GBの方が少し割高です、ではどちらの方が良いのか?
実際にゲームを動かしてみると正直な所、そこまで大きなスコアの差はでません、ただし遊ぶゲームの種類にもよります。
特に VRAMの使う消費量が多いゲームに関しては 6GB、 VRAMに依存せず、そこそこのメモリしか使わないのであれば 3GBでも十分対応はできる範囲になります。
しかしゲームを遊ぶにしても今後自分がどのようなゲームをするのか分からないのであれば、無難に 6GBを買うことをおすすめします。まあ選ぶ基準がコスパであれば 3GBを選ぶ方が良いでしょう。
なので買う前には自分がどちらを重視しているのかをよく考えてから買うようにしましょう、自分で決めることが出来ない場合は誰かに相談するか、専門店で聞いてみましょう。
GTX 1060はなぜそんなに売れた?その背景とは。
この法則はだいぶ前から続いているのですが、毎回出るたびに 7と 6の数字のグラフィックボードはコスパが良いとされることが多く、市場でもよく売れる傾向にあり、やはりその原因として一番多いのはゲームに関係していることだと思われます。
特に新型グラフィックボードが出た時もそうですが、パソコンで遊べるゲーム側の推奨環境がハイスペックな物でも 60番台の物を推奨にしていることが多かったことが挙げられます。
過去にも 960や 760が推奨環境として多かったことも原因でしょう、また丁度 60番台はハイとミドル
の間にあるスペックでまた金額がちょうど良い感じなのです、この上になってくると手が出しづらい金額
なのですが、 60番台はずっと性能と比較しても良い感じの値段設定になっています、まあこの金額で
ゲームもサクサク動けば「それは売れますよね (笑 )」という感じです。
一応この一つ上の 70番台もありますが、これも一部ではコスパが良いとされています、まあ6番台の
人気には勝てませんが。
もう一つ今回の 1060が売れた大きな原因があるとすればそれは間違いなく、マイニングでしょう。
仮想コインを得るためのマシンとして 1060がちょうど良かったそうです、その為一時期は 1060番台が全く手に入らなくなり値段が高揚する事態にもなりました。
これらの背景もあって売れたのだと思われます。
GTX 1060を搭載しているおすすめのグラボはこれ!
商品名 GEFORCEGTX1060A6
メーカー MSI
販売価格 29,800円 (税込 )
性能
人気ブランドの MSI発のグラフィックボード、デュアルファン搭載の6GBモデル、やはり 1060は買うのであれば 6GBモデルがオススメ
特徴
黒に白のアクセントのラインが入っているのが特徴的な MSIグラボ。
いつもは赤が基調になっているモデルが多いですが、今回のモデルは少しデザインが違います。クーラーファンはデュアルファンを搭載、この価格帯でデュアルファン搭載は結構ありがたく、高負荷での環境での運用を考えるとやはり、デュアルの方が安定感があるのが良い所、また低負荷時はファンを停止させるセミファンレス機能付きです。
もう一つこのグラボをおすすめしたい要因が接続の端子です、下記の画像をご覧ください。
必要な端子が揃っているのもそうですが、 HDMIが 2つ搭載されているのです。
最近では「 HDMI×1、 DP×3」等が多く、デュアルモニターの際に「 DP端子がモニターについてない」
なんてこともしばしば、その場合変換端子を追加で買う必要が出てきます。
まあたしかに DPで繋げばいいじゃんとか、 DPが付いているモニター買えばいいじゃんと思うかもしれませんが、やはり主流はいまだに HDMI、 DP付きのモニターは最近になって値段が下がったとはいえ、未だにあまりなじみのない端子ですし、付いているモニターも普通の物に比べれば若干割高です。その為 HDMIが 2つ搭載されているのは非常に便利だと思われます。
ちなみにモニターは 4枚まで繋げられるので覚えておきましょう。
4、2018年にZOAで一番売れた3万円以下グラボはこれだ!
商品名 ZTGTX1060-GD5STD
メーカー ZOTAC
なぜ売れたのだろうか、その背景を ZOAなりに解説します
まず第一に、世の中で最も人気のあるのが、○○ 60シリーズです。
昔からこれは自作ユーザーの中で言われていたのですが、「 6番台のシリーズが一番性能とコスパが良い」
とされてきました。実際 60番台のシリーズは値段も手が出しやすく、ゲームなどを動かす際にもそれなりにサクサク動き、殆どのゲームが動くのがやはり魅力なのでしょう。
ユーザーいわく「とりあえず 6番台のシリーズ買っとけば、殆どのゲームが遊べるしいいんじゃね?」と言う事です。
ハイエンドな環境を求める人にとっては物足りないかもしれませんが、ハイエンドの環境を求める人の方が
圧倒的少数です。基本的には「ゲームが動けばいい」「ネットの動画で有名な配信者がやっているゲームを自分もやりたい」「最近流行りのゲームをプレイしたい」と言うのがほとんどなので、その中でも平均的に推奨環境を満たしているのが 1060もとい 60番台のシリーズなのです。
こうして掘り下げてみると、やはり今回の 1060が売れたのも必然な気がします、人気が出るのにもやはりその理由が必ずあるはずなのです。
今回はグラフィックボードに付いての紹介でした、コスパ重視の紹介でしたがいかがでしたでしょうか、
これだ!と言うものがあると良いですね、ではまた。御精読誠にありがとうございました。
※価格は常に変動しています。掲載されている価格は2019年4月19日時点でのものとなります。
現在もこの価格で販売されていることを保証するものではありませんのでご注意下さい。