ZOAブログ
【修理日誌】NEC 一体型PC PC-DA770MAB メインボード交換修理を実施致しました!
2022.07.03
こんにちは。ZOA修理担当です。
今回はこちらのNEC社製一体型PC PC-DA770MABの電源が点かなくなってしまったとの事でお持ち込み頂きました。
診断の結果、パソコンの根幹部品の一つであるメインボードが故障してしまっていた事が判明したため、今回はメインボードの交換修理を実施させて頂く運びとなりました!
通常、メインボードは市場では手に入りにくく、修理を行うにはメーカーによる修理サポートを受ける必要がある部品となっておりますが、弊社ではNEC社より純正の部品供給を受けての修理作業の実施が可能です。
というわけで、今回も部品をお取り寄せして早速修理を行っていきます!
※パソコンの分解は高度な技術を要します!記事を元に分解されたことにより生じた如何なる不具合/損失も、当方では責任を負いません
本製品は大きく前面の液晶部、背面のPC本体部、底面部の3部位により構成されています。
今回のターゲットであるメインボードは背面カバーの下にありますが、底部のカバーの下にも背面カバーの固定ネジが隠されていますので、まずは底部カバーから外していきます。
本体を慎重に寝かせ、底面を見てみると8本程度ネジ止めされているのが確認できます。
このうち、底部カバーを止めているネジを取り外します。
ネジが外れたらカバーを取り外し、背面部の分解に着手していきます。
底部カバーを取り外した事により隠されていたネジがアクセスが可能となったため、
露出したネジを含めた背面カバーの固定用のネジを取り外していきます。
固定用のネジを一通り取り外し終えたら、背面カバーを持ち上げて背面カバーを取り除きます。
一体型の背面カバーはかなりガッチリと爪で取り付けられている事が多いですが、
こちらも例に漏れずガッシリとはまっているため、爪を上手く外しながらカバーを持ち上げていきます。
背面カバーを取り外すと、いよいよ今回のターゲットであるメインボードを拝むことが出来ます。
・・・が、メインボードは様々な部品と接続関係にあるため、部品やケーブル等が多く取り付けられていますので、まずは一つ一つ取り外していきます。
まずは基板上部に取り付けられている部品やケーブルから外していきます。
基板の上部だけでもメモリ、CPUクーラー、LANボード・・・と取り外せる部品やケーブルを一通り取り外し終えたら、下部のケーブル群の接続も外していきます。
下部は特に色々なケーブル群が集中しているため、後で戻す事を想定しながら外していきます。
一通りケーブルや部品を外したら、メインボードの取り外しに着手・・・したいところですが、
その前に本体側面に刺さっているB-CASカードを抜いておきます。
B-CASカードを取り外して基板付近に取り付けられている部品等が無い事を確認したら、メインボードが取り外せるようになるので、
メインボードの交換を行い、部品を元通りに組み付けて、基板情報の書き換えとデバイス検査を行えば、メインボードの交換作業は完了となります!!
パソコンの動作がおかしい、最近動作が遅いなぁ…と思ったら、お近くのZOA/パソコンの館/OAナガシマ各店、またはこちらからご相談下さい!!!