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【修理日誌】NEC PC-GN11FJRGD 外装部品交換修理を実施致しました!
2022.06.03

こんにちは。ZOA修理担当です。

何かの拍子で液晶ディスプレイ部分の根本を保護する部品が取れかかってしまい、弄っていたら取れてしまった・・・という事で、

今回はNEC社製のノートパソコン「PC-GN11FJRGD」をお持ち込み頂きました。

製品見た目

お預かりして状態を拝見したところ、取れてしまった部品と本体とを繋ぎ止めるはずの爪が折れてしまっている部分があり、

一度分解して取り付けてみましたが、確かに爪が折れてしまっている部分の接合が出来ず、完全に固定することが難しい状態でした。

ヒンジキャップ外れ

この状態ですと見た目が損なわれてしまうのもありますが、欠いてはいけないケーブル類が2組も露出してしまうため大変危険な状態となります。

お客様に確認を取らせて頂いたところ修理をご希望頂きましたので、部品を取り寄せて修理を行うことに!

※パソコンの分解は高度な技術を要します!記事を元に分解されたことにより生じた如何なる不具合/損失も、当方では責任を負いません

 

今回はヒンジ部の保護パーツの取り付けを行いますが、本製品の保護パーツはスライドして取り付けを行う関係上、液晶部分を一度取り外しての作業が必要となるのでまずはバッテリーからの電力供給を切り、内部へとアクセスしていきます。

底面初期状態

内部へのアクセスに障害になりそうなDVDドライブから先に取り外してしまいます。

底面光学取り外し後

NEC社のパソコンは内部へのアクセス方法はいくつもパターンがありますが、本製品は底面からアクセスするタイプになりますので、

ネジを外せば底部カバーを取り外すことが出来ます。

パソコン内部写真1

外部に露出していた二種のケーブルとヒンジ部分を取り外せば液晶ユニットの取り外しが出来そうですが、

その前に衝撃に弱いHDDと・・・通電はカットしていますが、こちらも何かの拍子で、という事もあるので念のためバッテリーも取り外しておきます。

内部部品取り外し後

2部品が取り外せたら液晶ユニット取り外して作業を再開します。

液晶ユニットから伸びているケーブル二種をそれぞれ外していきます。

アンテナケーブル

右上の映像ケーブルは下に両面テープでしっかりと貼り付けられていますが、ケーブルに余長が無く、更にフラットケーブルやコネクタは大変破損しやすいです。

見た目以上に難易度は高いので慎重に取り外していきます。

映像ケーブル

2種類のケーブルの取り外しが出来たら、いよいよ液晶ユニットの取り外しを行います。

ヒンジ取り外し

倒れないように90度にディスプレイ部を開いた状態で取り外しを行います。

ヒンジの根本に2本ずつネジが取り付けられているので、こちらを外すと・・・

液晶ユニット取り外し後

ここでようやく液晶ユニットが分離できますので、保護部品を取り付けていきます。

ヒンジキャップ取り付け

部品がきちんと取り付けられ、浮きが無いことも確認出来たら逆順で部品を戻していき、

弊社使用ツールにてデバイス検査を行い、正常なことが確認出来たら作業の全工程が完了となります!

パソコンの動作がおかしい、最近動作が遅いなぁ…と思ったら、お近くのZOA/パソコンの館/OAナガシマ各店、またはこちらからご相談下さい!!

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